アーサナと哲学 プラスα
ヨガをされている方は、最初どんなところからヨガの世界へ入ったでしょうか。 ダイエットのため 美容のため 健康のため 色々きっかけはあると思います。 ちなみに私は体質改善のために自宅で一人DVDを見ながらアーサナをするところから始まりました。 効果も出て、体調も少しずつ良くなり半年くらい経った頃でしょうか、初めて家以外でインストラクターと一緒にヨガをして、そして瞑想に出会いました。 初めての瞑想は、知らない世界へ足を踏み入れたような新鮮さと衝撃があって、 一気に虜になってしまいました。 探していたものを見つけた…そんな感覚。 それからは アーサナ ヨガ哲学 瞑想 が私のヨガの三本柱。 そこに、 中医学 タッチケア アロマ 仏教思想 と関連するものが加わりましたが 基本はやっぱりこの三本。 人それぞれ、好きなもの、得意なものを組み合わせながら 自分のヨガを深めているのだと思います。 今や夫もアシュタンガヨガをしていますが、多忙を極める夫がヨガを始めた頃、 プラーナヤーマ(呼吸法)をするだけで、心は落ち着くし、 ストイックにアーサナと向き合うことで集中力がつき、 心の中の雑念が少しずつ収まっていく…という体験があったようです。 ヨガ哲学も一緒に学ぶと相乗効果があっていいよー、 と勧めてはいましたが、「オレはそっちはいいや。アーサナだけで」と、 本人が興味を持たないので、 無理強いすることでもないし、 ヨガの恩恵を本人なりに感じているようなので、 それはそれで、いっか…と本人のやりたいように任せていました。 でもアーサナをはじめて1年くらい経った時、 彼の中で少し変化が現れました。 ヨガをやってもなんだか心が落ち着かない 呼吸法をしても落ち着かない と言い出したのです。 夫の周りで色々な現象が動き出し、それに心が対応しきれなくなっているように見えました。 (ヨガをはじめると、こういった現象の変化が起こる場合があります。それにはきちんとした理由がありますが、それはまた別の機会に) アーサナだけでこの現象を乗り越えるには、限界がきたかな… と思い、ヨガ哲学の学びを生活に取り入れることを再度勧めてみました。 夫の素晴らしいところは、 素直で あまり観念に縛られていないところ。 私のことが好きだからっていうのもあるけど(突然のろけ 笑) 比較的意見を取り入れてくれます。 それから少しずつ時間のあるときに ヨガ哲学や仏教の教えを通して宇宙の法則を学び、 不平不満だけじゃない 感情に振り回されない 現象への向き合い方を学び始めました。 土台があって、 それをもとに考えられることって、あると思うんです。 今は夫婦一緒にヨガの学びを深めています ヨガは「本来の自分へ戻る魂の旅」と言われることがありますが、 アーサナや瞑想がその旅へ向かう実践ならば、 ヨガ・スートラなどの経典や哲学と言われるものが、旅の目的地への道筋と方法を教えてくれる地図や解説書の役割をします。 そして地図を見ても道に迷った時、 グル(師)というのは、その目的地へ間違いなく導くガイドのような役割をしてくれます。 まず実践から入るのもいいでしょう。 でももし道に迷ったら、 もし行き詰まったら、 地図や解説書を見てみるといいと思います。 きっと道しるべになるから。 そして全ての魂が自分のグルと出会えるといいなぁと思います。 アーサナだけじゃない ヨガの奥深さ。 興味ある分野をプラスαして色々取り込めてしまう懐の深さもまた魅力。 まだ分からないこと無限大。 でもその可能性も無限大。 生きることが今よりきっと楽になる。 ほんとヨガって面白い おまけ 4月8日(旧暦)は、真理の悟りを開いた偉大なヨーギー、お釈迦様の誕生日。 昨日は夫の誕生日(お釈迦様とは全然関係ありません笑)