青外交官女性

こんにちは。今朝、知り合いのカラーセラピストさんのブログを拝見していて、こんな文章を見つけました。『【青】には『外交官』というキーワードがあります。そのキーワードの誕生は、家と家を結びつける女性から誕生しました。』これを見て、中医学を学んだことのある方ならピン👀と来たかもしれません。五行論では宇宙の全てのものを木火土金水の５つの性質に分けます。木の性質を持つ色は「青」木の性質を持つ臓器は「肝」です。中医学では五臓六腑の働きをそのイメージから役職名で例えることがあります。その中で実は「将軍」や「外交官」と呼ばれるものがあるんです。それが「肝」。将軍は外から敵に襲われないよう外敵と戦って自分(国)を守ります。外交を通してさまざまな交渉ごとを担ったり部隊を采配したり指揮をしたり…。肝が調っていると、人とのコミュニケーションが上手にでき、逆に肝機能が弱いと、人との付き合いが上手にできないというのです。鬱は肝の気が滞ることから起きる、と中医学では言われています。その肝の大事な機能のひとつなのが「蔵血作用」。肝と血はとても深い関わりがあります。中医学で「血(けつ)」とは西洋医学のサラサラ流れる血液の概念だけでなくもっと大きな「魂」の概念もあります。上質な血を蓄えると肝には精神意識である「魂」が生まれ素直さや相手を思いやる優しさがにじみ出てコミュニケーションが円滑に取れるのです。そして血は生理や出産・授乳などで常に血を必要とする女性ともとても深く関係していますね。肝＝血そんなイメージを持ってもいいと思います。中医学では「女性は肝を先天とする」と言われているのです。良質な血を補うことで思いやりや優しさを持ち、ご近所と外交しながら家を守ってきた女性はまさに「家庭の外交官」と言えるのかもしれません。青外交官女性キーワードが繋がりましたね。一見違う分野と思われるところでもこうしてつながっていく瞬間はとっても気持ちがいいしワクワクが止まらず面白いです。青、外交官、女性全て肝とつながるキーワード。そんな肝は春の五臓です。春の養生WSでも、たくさんお話していきます😊 「やさしい中医学入門×陰ヨガWS」申込受付中！