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自分を観察すること

昨日、久しぶりに陰ヨガのクラスを受けに行って気づいたことがあります。 呼吸について。 今更ですか? という気もしないけれど、呼吸って本当に奥が深くて。 突然ですが皆さん、例えばヨガクラスを受けている時でも何でも良いんですが 「息をはいて下さい」 と言われた時、最初にまずどうしますか? 今、「はっ  はいてって言われてるんだから、はくでしょ・・・」と思ったそこのあなた、 いえいえ、自分の動きを注意深く、繊細に観察してみてください。 「息をはいて下さい」 と言われて、無意識に息を吸っていませんか? 私は吸っていましたね。はい。 一度、はくための息を身体に溜めるために、ちょっと吸っていました。 カンニングブレス。完全に無意識です。 思い当たる人、いるのではないでしょうか。 思うに、これをやってしまう人、きっと普段から頑張り屋さんだと思います 何に対しても、ちゃんとやらなくちゃ!ちゃんとやりたい!ってどこかで思ってる人。 肩に力が入っていて、呼吸の浅い方に多いかもしれません。 呼吸 という字に注目してみましょう。 まず、「呼」という字が最初に来て、そして「吸」という字が続いていますね。 「呼」の漢字には、「長く声を出す」とか「声を出して呼ぶ」という意味のほかに、 「息をはく」「はく息」という意味があります。 そう。 呼吸は、息をはいて、そして吸うんです。 もっと言えば、息ははいてこそ、吸える。 ヨガのクラスでもプラーナヤーマ(※1)では、まず「息をはいて下さい」と誘導されることが多いです。 ※1 ヨガの呼吸法 ではせっかくなので、興味のある方は一度実験をしてみてください。 何もしないそのままの状態から、まず息をはーっとはきます。 (あえて吸っちゃだめですよ) 感覚的に難しい方は、今の状態からクッと一瞬息を止めて、そこから息をはーっとはいていきます。 結構つらい方がいるかもしれません。 はく前に吸いたくなった方もいるかもしれません。 特に呼吸法の経験のない方だと、すぐに肺の中が空っぽになってしまって、息が止まってしまう方も。 4カウント、もつかもたいないかくらい。 私は最初そんな感じでした。 だからプラーナヤーマの中でも、特に完全呼吸法(※2)では最初の頃はいつも苦しくてジタバタしていました(笑)。 ※2 4カウントくらいで肺の中が空っぽになるまで息をはき切ってから、吸って全身にエネルギーを満たすという呼吸法 でも、だからと言って最初に息を吸って構えてしまうのが悪いとか、 頑張り屋さんだからダメとか、 そのやり方は間違ってるとか、 そういうことではないです。 正しい、正しくない いい、悪い、 そんなんじゃないんです。 そもそも、そんなものはないんです。 大事なのは、自分は今までどうしていたかな?と気づくこと。 自分の行動が普段どんなふうなのか、自分の無意識って何なのか、 繊細に感じて気づくこと、これ自体がヨガで瞑想だと思います。 気づけたら、そこから深い呼吸を意識すればいいんです。 大事なのは、繊細に自分を感じること。 観察すること。 呼吸だけに関わらず マットの上だけに関わらず マットから離れても 生活の中でも観察します。 歩きながら 景色を見ながら 料理をしながら 座っていることだけが瞑想ではなくて、きっと色んな場面で瞑想ができるんだと思います。 絶対観照者であるアートマン(※3)を呼び覚ますと、色々な発見があって面白いですね ※3 内なる自分、魂、本当の自分、とヨガでは言われています 昨日の陰ヨガで、久しぶりにプラーナヤーマをしたときに、 無意識に最初に息を吸った私。 あ~って気づきました。 気づけたことに感謝 ありがとう

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